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FLOWER FLOWERのドラマーsacchan=佐治宣英のdiaryや、佐治宣英ドラムスクールのこととか

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今年もありがとうございました

      2021/01/01

いやー本当に久しぶりの更新ですね笑 放置にも程がありますね。

2020年が終わろうとしています。今年が始まった頃は、こんな1年になると、誰も想像できなかったですよね。すごい1年でした。

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前に進む為には必要な時期だった?

3月の頭くらいまでは、まあ結構キてるな、くらいの思いで、それでもツアーは出来るっしょ!とか思ってましたが、そんなレベルの破壊力じゃなかったです。

今年は、FLOWER FLOWERとしての活動の他、ありがたいことに色々お誘い頂いて、かなり忙しい年になるはずだったのですが、それらが粉々に散っていった感じがしました笑

昔、多摩川の河川敷で、ドラム叩いてる時に、強風でコンタクトにゴミが入って、痛!って思ってるうちに、コンタクトが目からはずれ、そのまま強風の中、コンタクトがぴゅー!と飛ばされていったことがあったのですが、その光景を思い出しました笑←全然わかんないよね

そんな悲しい面がある一方で、生活や仕事の中で、本当に必要なもの、大切なもの、そして譲れないものと、そうでないものを改めて考え直すいい機会にはなったことは確かです。

言ってしまえば、自分にとって価値のないこと、ものには、時間もお金も費やさなくなった、ということでしょうか。

演奏業をしている身としては、関東近郊以外に住むのはなかなか難しいのですが、リモートである程度仕事が成り立つような業界の方であれば、わざわざ高い家賃を払ってまで、東京に住む意味もなくなってしまったかもしれないし、もはや日本である必要もない人もいるかもしれませんね。

好きな地元で暮らしたり、住んでみたかった国に住んでみたり。

今年の出来事は、自分にとっての価値観を具現化する為のキッカケになった方もいるかもしれません。

変化の時は、痛みが伴うことが多いですから、今年だけで見ればとてもツラかったなあと思うかもしれないけれど、時が経って、振り返ってみたら案外違うかもしれない。そんな風に思うことも多いです。

本物だけが生き残っていく

音楽って、生きていくということだけで見たら、全くもって不必要だと思います。

でも、楽しく生きるとか、より良く生きるとか、そういう場合にはお手伝いできることもあるかもしません。少なくとも僕にとっては。

今年は、配信ライブという新しい形態のライブが誕生しました。

仕事や家庭の事情でなかなかライブには行けないけど、でも、ライブは見たい、という方にとっては、素晴らしいライブの形態ですよね、ほんと。

場所によって、見えづらいとか無いし笑、すげー綺麗な映像で見れるわけだし、音はいいしね笑

人間、便利な方、楽な方には流されますから笑、もう配信ライブで十分という人もいるかと思います。

でも、僕らは、配信ライブを見た上で、それでも生で見てみたい…と言ってもらえるくらい価値を高めていかないといけないな、と思います。

僕自身が他のどーでもいいことに、時間もお金を使わなくなったのと同じように、配信ライブがまあまあのレベルだったら、わざわざ生でライブを見にくる人も減っていきますよね。当然のことです。

どこを見ても、さらに資本主義的な、弱肉強食の世界が強まっていくのかもしれません。本物だけが生き残っていく世界。

腹くくってやらないと、やられるってことですからね、キッツいな、と思いますけど、ゾクゾクする自分もいます。まあやってやりますよ。

フラフラのことや、藤井風くんのツアーのこと

さっき変化の時といいましたが、今年は、我がバンドFLOWER FLOWERにも、大きな変化がありました。

フラフラとして、アルバム「ターゲット」を3月にリリースすることが出来て、また、リモートで初めて作った曲「はなうた」も8月にリリースすることが出来たのですが…11月にキーボードのmura☆junが脱退しました。

8年間一緒にやってきて、たくさんのいい音楽を作れたこと、とても感謝しています。本当にありがとう。

この出来事もまた、自分やフラフラの成長の為に、不可欠なことだったと思える日が来るように、さらにいい音楽を届けていきたいと思います。

そして、現在、僕はまさかのツアー中です。今年予定していたツアーの中で、唯一行うことができている、藤井風くんのツアーです。

風くんには、去年のLINE CUBE SHIBUYAでのライブから関わらせてもらっていて、最初から、とんでもねーヤツが出てきた!と思ってはいたものの…10月にまさかの武道館公演。大変な時期によくぞ決断し、決行したもんです。そんで、ライブはもちろん素晴らしくて、最後少しウルっときてしまったくらい笑

そして、12月からは、まさかのホールツアーが始まっています。開催は無理かなあ…と思っていたのですが、決行。

武道館公演や、ツアーを行うことで、なんでこの時期にライブするんだ!と批判にさらされる可能性もある中、対策を講じた上で、ライブを決行する風くんと風くんスタッフの男気。ほんとすごい。

こちらとしてはライブが出来るなんて、本当にうれしいし、ありがたい。頭が下がります。

そして、この大変な中、配信じゃなくて、生の風くんを見たい!とライブに来てくれるお客さんがいる。

なんともいい話。

厳しい状況の中で、やれること、そして隙間を見つけて、行動する人にこそチャンスはあって、そこに共感してくれる仲間やお客さんは絶対にいる。そして、その行動そのものが心を打つんだなと思います。

あまりにもたくさんことが今年はありましたが、最終的に2020、捨てたもんじゃねーすね。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

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